テレワーク週間2015で分かった 21世紀の働き方

テレワーク週間2015で分かった 21世紀の働き方

 

「21世紀の働き方」と聞いて、皆さんはどのようなイメージを抱きますか?フレキシブルな勤務時間、女性が活躍、有給がとりやすい、情報機器を活用、子育てや介護との両立、在宅勤務、ノマドワーカー、etc…。

21世紀は、少子化にともなう労働人口の減少、女性の社会進出、長寿社会と介護の問題、外国からの移民といった様々な課題と問題を抱えています。社会が変容するなら、働き方も変わらなくては。しかし、どのように?

 

テレワークが率先する 21世紀の働き方

8月24日(月)~8月28日(火)に開催されたテレワーク週間2015に参加してみて、テレワークという働き方に、その答えのヒントが隠されていると感じました。本日はテレワーク週間に行った活動とその気づきを中心に紹介したいと思います。

 


1. ビデオチャットを使ったコミュニケーション術


テレワーク週間2015 バーチャルお茶会

日々テレワークを行っている弊社が、今回のテレワーク期間中に初めて行った試みがあります。

それは「バーチャルランチ」

仕事に関しては、メール、チャット、ビデオチャットのおかげで、スタッフの国は違えども、隣の部屋同士のような感覚で、スムーズにコミュニケーションがとれます。しかし休憩時間は1人で、時には少々物足りない時も。

お昼休み中にビデオチャットでつないだこの「バーチャルランチ」では、普段見ることのできない他のスタッフのお昼ご飯ものぞいたりと、とても楽しいひと時を過ごすことができました。

物理的に距離が離れていると、直接会えず気持ちも離れてしまうと思ってしまいます。しかしビデオチャットを使うことでお互いをもっと近くに感じられます。

テレワークでは仕事ばかりのコミュニケーションになりがちですが、普段の信頼関係を築くのにバーチャル歓迎会やバーチャル飲み会、バーチャルかくし芸大会、バーチャル句会など、たまには、ビデオチャットでテレワーカーとの親睦を深めてみてはいかがでしょうか?

テレワーク週間2015 バーチャルお茶会


2. テレワークについて学んで分かった、2つのキーワード


今回、「テレワークを学ぶ」という目的で、社内でネット上のテレワーク関係の記事やブログを探して読むという課題も設定しました。

 

弊社スタッフの見つけてきた記事は、テレワーカー自身の体験談や、国境をまたがってバーチャルで働くチームをマネジメントしている会社のブログ、テレワークの研究報告など多岐に渡りました。ほとんどどれも、「コミュニケーション」と「信頼関係が登場しており、どのようなチームを作る場合でも、テレワークの成功には、この2つのキーワードが重要であることがとても明白でした。

3. 社内テレワークアンケート結果


テレワークやバーチャルで働くことについて実施した社内アンケート(右下)の結果を、テーマごとにまとめました。

 

テレワークについての社内アンケート調査 (1508)

アンケート(クリックすると拡大します)

コミュニケーション:

同じメンバーで1年以上働いていることもあり、社内のコミュニケーションは比較的うまくいっているという結果(10点中8.2点)であった。

しかし、他のスタッフの忙しさの度合いや離席状況、電話の受信などの面で、ストレスがたまることも。「社内ルールを作っては?」という提案もあり、今後すぐに検討したいと感じた。

また、バーチャルランチのような、仕事以外の場を定期的に設けることでコミュニケーションがもっと上がるという意見も複数あった。

 

テレワークについての考え:

在宅勤務歴が長いスタッフほど、自分はテレワークに向いていると感じ、そして友人や家族にも勧めてみたい度合いが高いのは興味深かった。

 

テレワークの短所・長所:

短所としては、停電やインターネットが不安定になると仕事が滞るというネット環境に関係するもの、その時々の他のスタッフの忙しさがわかりにくい、さみしさを感じるという他のスタッフの顔が直接見えないということに関係するものがあった。

長所では通勤時間がない、またそれゆえ始業直前や就業直後から自分の時間が持て、自由度がアップしたという時間に関するもの、使い慣れたパソコン環境で仕事ができる、静かで集中できるといった在宅勤務ならではでのメリット、違う地域で働いている人の意見を聞くことができる、目的意識を持ちやすいなどの意見があった。

 

日本でテレワークが広まるために障害になっていること:

-特別なシステムや機械なしでもテレワークは実現できるということが認識されていない

-個人情報関係がデリケートで、社内情報を社外の人間に託すのに抵抗がある

-直接会わないので、日本人の大切にする心の機微というものが伝わらないと思っている人が多い

-結果主義へのマインドシフトがうまくいかない

-テレワークが「できる人」と「できない人」の見分けができない

 

テレワークで大切なツール:

テレワークに欠かせないツールを聞いたところ、Skypeなどのテレビ会議ツールをはじめ、DropBoxなどのクラウドストレージAsanaなどのタスク管理ツールLastPassなどのログイン情報共有ツールがあがっていた。

*ほかにもいろいろな便利ツールがあります。ご興味のある方はこちら仕事で使える「超」便利ツールをご覧下さい。

 


4. テレワークデーの感想


普段から、テレワークを実施していますが、スタッフ全員が同時にテレワークをすることは今まで一度もありませんでした。

今回、8月27日(木)に思い切って全員同時にテレワークを行いました。その際の仕事風景と感想を紹介します。

 テレワーク中-1

 

勤務地:イギリス(ロンドン)

ポジション:営業

在宅テレワーク歴 :0日(初テレワーク!)

通勤につかう電車のストライキを心配する事も無いし、その分朝の時間を優雅に使うことできるし! こんなに余裕が生まれるなら、もっと早く始めていればよかったです。(あゆみ)

テレワーク中-2

 

勤務地:スペイン(マヨルカ)

ポジション:ライター、アドミン

在宅テレワーク歴 :1年半

ぐったりしてしまうような猛暑のさなか、通勤がないのは本当に嬉しい!(まりこ)

 テレワーク中-3

 

勤務地:イギリス(ロンドン)

ポジション:代表

在宅テレワーク歴 :4年くらい(午前中とか)

天気もよく、大きな窓がある開放的なロビーで仕事をするのはとても気持ちがよかったが、静かな場所だったためスカイプなどでミーティングするのには、周りの人の邪魔になるのではないかという心配もした。(アンガス)

テレワークa-4

 

勤務地:ドイツ(ケルン)

ポジション:デザイナー

在宅テレワーク歴 :2年

スタッフ全員がテレワークというのは初めての経験でしたが、全くストレスなく、普段通りの仕事ができました。(みゆき)


5.まとめ


テレワーク週間を振り返ると、弊社のようにテレワークに慣れている会社でも、定期的に見直し期間をつくることが重要だと気がつきました。

 

テレワークは通常の仕事と違って、メンバーからフィードバックを得ることが大変です。

 

同じ部屋で働いていると、声や顔の表情以外で現れるボディーランゲージなどで、個々の雰囲気も伝わってきますが、テレビ会議のようなかしこまった場では、悩んでいることがあってもなかなか伝わってきません。

 

今回テレワーク週間で「バーチャルランチ」「アンケート」「スタッフ自ら学ぶ」という3つの活動を試しましたが、それぞれ、「社内コミュニケーションとメンバー同士の信頼関係の向上」、「テレワーカーからのフィードバックの場と改善の機会」、「テレワークの仕事を深く知る」という効果があったと感じました。

 

テレワークというと、どうしてもテクノロジーの面ばかりに注目しがちです。しかしメンバー同士の強い信頼関係と、コミュニケーションがしやすいカルチャーをチームの土台として構築していないと、歪みが生じやすいので、今後も上の3つの活動を定期的に続けていきたいと思います。

 

20世紀を会社に代表される組織の時代と表現すると、21世紀は個の時代。そんな個の時代の自由な働き方を、サポートするテレワーク。Twitterでは弊社のテレワークの今もつぶやいていきますので、フォローよろしくお願いします!

 

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