数字から読み解く「越境EC」

数字から読み解く「越境EC」

先週のブログで紹介した21世紀の海外販売、越境EC。

しかし現在の実情、そして将来の展望は客観的に見てどうなのでしょうか?

そこで今回のブログでは、

データからわかる、越境EC

経済産業省とPaypal社発表のデータから、越境ECを更に深く掘り下げます。


【データその1】日本:708.3億ドル、世界:1兆3160億ドル


こちらの金額は、2014年のEC市場の規模です。

先週のブログの冒頭で日本の人口は約1億2700万人世界の人口は70億人超、だから世界のマーケットは広いとお話しました。

EC市場でも「億」と「兆」と単位の違いからも、世界市場のスケールが分かります。

現在のEC市場の2大トップ国は、中国アメリカで、それぞれ4262.6億ドル3056.5億ドルの市場規模です。

2014年時点で1兆3160億ドルの世界EC市場は、2018年には現在の2倍弱、2兆4890億ドルまで成長するだろうと予測されています。

世界と中・米・日のEC市場規模比較

世界 1.3160兆ドル
中国 4263億ドル
アメリカ 3056億ドル
日本 708億ドル

参照:経済産業省 「平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)」


【データその2】2013年250億ドルから、2018年1300億ドルへ


前項では、国内取引・国際取引両方を含む全般的なEC市場の盛り上がりを紹介しましたが、こちらは欧米諸国(アメリカ・英国・ドイツ・オランダ・フランス・北欧諸国)の越境ECの市場規模の数字です。

予測では、2013年から2018年の5年間で5倍強の250億ドルから1300億ドル成長するとされています。

この市場の拡大の背景には

  • インターネット人口の増加
  • モバイルデバイスの発達
  • 多言語化など販売Webサイトの充実
  • 物流インフラの整備
  • 決済機能の充実
  • 越境EC購入代行業者の出現

などがあると、経済産業省の報告書では述べられています。

参照:経済産業省 「平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)」


【データその3】アイルランドは86%、日本は12%


ECで購入経験のある消費者で、越境EC利用の経験のある人々の割合です。

一番越境EC利用経験者の割合が多い国は、アイルランド、一方日本は一番越境EC利用者の割合が少ないと出ています。

同じ島国でありながら対照的なデータが興味深いですね。

越境EC経験者の割合が高い国・低い国

アイルランド 86%
オーストリア 85%
イスラエル 79%
日本 12%
アメリカ 22%
韓国 27%

参照:Paypal社 「PayPal Cross-Border Consumer Research 2015」


【データその4】日本は人気5位


越境ECの相手として人気国ベスト5に、日本はランクインしています。

Paypal社の報告書によると、全調査対象の10パーセントの人々が、日本から越境ECで商品を購入したことがあるとこたえています。

越境ECの相手国人気ナンバーワンは、4人に1人がこの国から購入経験があるとこたえた、アメリカです。

越境ECの人気相手国ベスト5

アメリカ 25%
中国 19%
英国 14%
ドイツ 11%
日本 10%

参照:Paypal社 「PayPal Cross-Border Consumer Research 2015」


まとめ


  • データその1より  世界のEC市場はとても大きい
  • データその2より  越境EC市場は今後さらに成長する
  • データその3より  日本人は越境ECでの購入に消極的
  • データその4より  越境EC市場で日本の商品は人気

越境ECは日本ではまだ黎明期だといえますが、今回紹介したデータからも明らかなように、世界では既にスタンダードとなっています。

これからもますます成長が見込まれる越境EC、次回のブログではそのメリットとリスクについてお話します。

参照データ

-経済産業省 「平成 26 年度我が国経済社会の情報化・サービス化に係る基盤整備 (電子商取引に関する市場調査)」 リンクページ

-Paypal社 「PayPal Cross-Border Consumer Research 2015」 リンクページ

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