バーチャルで働く スタッフの本音インタビュー (下)

バーチャルで働く スタッフの本音インタビュー (下)

先週は弊社でバーチャルスタッフとして勤務していた「あずささん」のインタビューを紹介しました。今週はその後半編です。

バーチャルで働く スタッフの本音に更にせまります。

前回のブログで、あずささんが「バーチャルで働いている人は知り合いにはいない」と語っていたように、現在の日本では中々直接聞くことが難しいバーチャルで働くスタッフの本音、今週もお楽しみください!


バーチャルだからといってコミュニケーションに不安は感じない


アンガス: バーチャル人材は、管理が難しいのではないか、本当に働いているか確認できるのかという不安をよく聞きます。働く側も気軽に質問できないような気がするのですが、あずささんはコミュニケーションの点で何か問題を感じますか?

あずさ: あまり感じたことはないですね。私が質問が必要な仕事はあまり受けないこともあります。また質問するスタッフは敬遠される傾向があると思います。

アンガス: 募集要項と、実際の仕事で雇用側が求めていたものが違っていたというような、トラブルはありましたか?

あずさ: ライティングは、テストライティングがあることが多く、会社のカラーに合わないと、そこでお断りとなります。質問が多すぎると業界・商品知識が不足していると見られ切られます。なので実際の仕事で質問がコミュニケーションの問題になることは私の場合はほとんどありませんでした。

ただアンガスさんとのお仕事では、最初の頃は質問の返信に時差でタイムラグがあったので、このような問題もあるんだとちょっと新鮮でした。

当時は時差の関係だけではなく、バーチャルで働き始めたばかりの私の方も複数の仕事

を請けていたこともあり、アンガスさんとのコミュニケーションがうまくいかないと感じてしまっていたようです。自分で仕事を割り振りができるようになってからは、問題もなくなりました。仕事は余裕をもって受けることが大切です

バーチャルで働く スタッフの本音インタビュー (下)

アンガス: このあずささんのお話は、いいバーチャル人材をみつけるためのヒントになりますね。 長く働いてもらいたいのなら、続け易い工夫が大切ですね。働いている側は別の仕事をもっていたり、その他色々な条件がある人も多いのに、考慮していない雇用主が多いのではないかと思います。

あずさ: 自分とスタッフの一対一の関係しか見えていないと感じる募集はよくありますね。働く側は他の色々な企業とコンタクトを持つ可能性があると、常に頭に入れておかれた方がいいと思います。


成功する求人の募集要項は、ずばり「明確」であること。


アンガス: ところであずささん、求人の募集要項はどんなことに気をつけて見ていますか?

あずさ: 極端に情報量が少ない、詳細は応募者のみに伝えるといった案件には、まず応募しません。例えば、「ライター募集・インテリアに関する記事・経験者求む・詳細に関しては応募者のみに公開」と記載された求人は、私にとっては時間のロスなんです。詳細の問い合わせ時間も、私たちにとっては仕事に関しての時間なので。

アンガス: 詳細が明らかではない求人は、あやしいというのもありませんか?

あずさ: もちろん、あやしそうです。あと、同じ案件を何度もくりかえし募集していると、何かスタッフが長続きしない理由があるのではないか、もしくは継続した関係をのぞんでいないと思いやめますね。

アンガス: なるほど。また雇用側は、最初の頃は募集要項はどうやって書いたらいいのだろう、またどこまで書いて大丈夫なのだろうかと不安で、最終的にぱっとしないものを出してしまうんでしょう。うまくいかなかったら、少し内容を変えてみるとか色々工夫して選んでもらえる募集にしていくことが大切ですね。


バーチャルスタッフにとってITのスキルは不可欠



アンガス:
 バーチャルスタッフを知り合いにすすめてみようと思ったことはありますか?

あずさ: 「イエス」でも「ノー」でも、どちらともいえないですね。今現在は、誰にでもできる働き方ではないと思うんです。

まずITに関する知識がある程度必要ですし、ある程度の収入を得ると確定申告が必要なので知識が全くない人には、もしかするとちょっと難しいかもしれません。

アンガス: 確定申告などの税制の情報はインターネット上などである程度集めることはできるけれど、何も知らないとそれが不安につながってしまいますよね。あと、根本的に適している人と適していない人もあると思います。それにITのスキルは必須です。


日本の「テレワーク」の現状は発展途上


アンガス: この質問はちょっと難しいかもしれません。現在政府が総務省を中心としてバーチャルスタッフなどを含めた名称である「テレワーク」の普及を推進しています。今の日本では、テレワークやバーチャルスタッフといった働き方は普及していると感じますか?

あずさ: 数は増えていますが、一部の業界、特にIT業界で広まっているに過ぎないと思います。一般的に普及しているとは言えないでしょう。

広く世の中にこうした働き方の選択肢があると広く知ってもらうことが大事ではないでしょうか。

アンガス: 普及につながる流れはあるものの、まだ盛り上がりにかけているということですね。日本人は新しいものに最初は抵抗があるけれど、きっかけがあり一度スタートすると早いので、今後の盛り上がりに期待しています。


バーチャルで働く 上で大切なのは仕事の実績と信用


アンガス: 最後の質問です。今後、日本のバーチャルスタッフ、テレワークの未来はどのように変わっていくと思いますか?

あずさ: 数としては確実に増えていくと思います。またそれに付随する新しい産業やサービスがうまれてきそうですね。その一方、収入面での格差がこのままだとかなり開くのではないでしょうか。その部分のフォローを政府に期待したいです。

アンガス: そうですね。クラウドソーシングでは最低賃金のようなものがないし。

また日本人はあまり得意ではない部分ですが、自分を売り込むスキルもある程度ないと、他のスキルが高くてもクラウドソーシングで成功するのはなかなか難しいでしょう。しかし自己アピールが強すぎると逆に敬遠されてしまうと思います。バランスのとれた自己プレゼンテーション力は強みになります。

あずさ: 仕事の実績が重視されるので、信用を獲得するにもまずは仕事をやってみることだと思います。私も始めた頃は、割りにあわないと感じる仕事でも「信用を買っている」と思って引き受けていました。そのような考え方もあると思います。

アンガス: あずさんが、バーチャルという働き方についていろいろ考えているとあらためてよくわかりました。たくさんの興味深いお話、ありがとうございました。


まとめ


先週、今週と2回にわたり、バーチャルスタッフの本音インタービューとして、弊社元スタッフ「あずささん」のお話を紹介しました。バーチャルスタッフは、同じオフィスで働く通常のスタッフと同じように責任をもって仕事に取り組んでいるということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

今回のインタビューをお読みになって、「クラウドソーシングで実際にバーチャル人材を探してみたいと思ったが、初めてなのでどのような求人要項を出したらいいのかわからない」、という方でも安心です。下のリンクからダウンロードできる「失敗しないための求人要項チェックリスト」を是非ご活用ください。

 

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